閑居博士のひとりごと。 第19回

閑居博士のひとりごと。

70年ほど前、瀬戸田町には2つの鉱山がありました。ウラン、モリブデン鉱の宮原にあった南生口鉱山とタングステン鉱の林にあった瀬戸田鉱山です。南生口鉱山は険阻な山肌にあり、その坑口はみのりやT,Fさんのドローンを使った調査によって、はっきりと見ることができました。

筆者は昨年、地上からみのりやT,Oさんとともにアプローチを試みましたが、あまりの険しさに途中で断念してしまいました。


一方の瀬戸田鉱山ですが、そこで働いておられた方が瀬戸田にお住まいです。K,Hさんという方で、お年を召してはおられますがまだまだかくしゃくとされて、畑仕事にも励んでおられます。KHさんに瀬戸田鉱山跡を案内していただきました。鉱山は大きな車も通る道路に面したところにあり、駐車スペースからもすぐにアクセスできます。しかし昔は広い道ではなくトラックは通らず、オート3輪1台がようやく通れるだけの道だったそうです。昔坑口があったところは草生しており、はっきりと穴を認めることはできませんでした。立て坑もあったそうですが、いまでは底に溜まった水を排水しているらしい水管が出ているだけでした。少し道を上っていくと草木の中にコンクリート製の階段や壁が残されています。KHさんによると、当時の事務所、住居、風呂、コンプレッサーなどの跡だそうです。そこから道を挟んだ向かい側には水槽や選鉱場の跡地が広がっています。最盛期にはそこで100人ぐらいの人が働いていたと言います。鉱山は多い時にはひと月当たり500kgの鉱物を産出したそうですが、昭和30年代には産出量が減り廃坑に追い込まれたようです。 今、生口島、高根島は柑橘栽培をおもな産業とする島となりましたが、つい70年ほど前には鉱工業を生業の 1つとする島だったのです。現在、そんな面影はまったくありません。しかし令和の世の中となって、瀬戸田に鉱山があったという昭和の歴史にスポットライトを当ててもいいのではないでしょうか。
PS 瀬戸田鉱山、南生口鉱山に関する情報を求めています、当時の写真や地図をお持ちとか、何か文献をお持ちの方はお知らせください。


最後に宣伝です。瀬戸田理科クラブでは、昨年に引き続き、2月12日土曜日13時から16時ぐらいまで野鳥観察会を開催します。今年はカモやサギなども見たいと思っています。
詳しくは瀬戸田公民館までお問い合わせください。

 


閑居博士のひとりごと。 第19回


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