連日の猛暑が続き、「エアコンが冷えなくなって困ってます…」というご相談が急増しております。
そん中、他店様で購入をされて施工されたエアコンがまだ数年なのにもう冷えなくなったというご相談が、、、
購入されたのはテレビ通販でおなじみの ジャ○○ネット さんだそうです。
購入当初のワクワクから、数年後のトラブルまで、ひとつの“お買い物の物語”としてご紹介させていただきます。
💡「下取り65,000円!」「工事代半額!」に惹かれて…
3年前、お客様はテレビで紹介されていた 下取り65,000円キャンペーン や「標準工事代が半額になる!」 というインパクトのある宣伝に魅かれて、エアコンを購入されました。

「すごくお得に買えたと思ったんです」と当時の喜びを語ってくださったご夫婦。
でも実際にかかった費用は、設置費用やリサイクル料なども含めて、差し引き約12万円ほどだったとのこと。
よくよく内容を見てみると、「下取り」や「工事費半額」という文言とは裏腹に、**実質的には商品代金にすべて上乗せされていたのでは?**と感じたそうです。
🤔 通販エアコンの“ちょっとしたカラクリ”
「下取り◯万円引き!」「工事半額!」などのキャンペーン。
魅力的に見えますが、**最初から高めに設定された価格から割引しているように“見せている”**場合も少なくありません。
しかも、通販の場合は…

このような事情から、仕上がりに差が出るリスクもあるのが現実です。
🥵 そして3年後…エアコンが冷えない!
それから3年後、お客様から「最近エアコンが全然冷えないんです…」と当店へご相談をいただきました。

お部屋はムンとした空気。ご主人は汗をぬぐい、奥様も「まさか壊れたのでは…?」と心配そうなご様子でした。
🔧 点検してみると…明らかになった“工事不良”
現場でエアコン室外機と配管を確認してみると、ガス漏れの原因は設置時の施工不良によるものでした。

フレア加工部分(配管の接続部)が強く締めすぎられており、変形してガスがじわじわと漏れていたことが確認されました。室外機が水平が取れておらず傾いているのも気になりますね。。。

専用のゲージでガス圧を確認すると、冷媒ガス(R-32)はほとんど残っておらず、冷えない原因が明確に。
その場で漏れチェック、再フレア加工、真空引き、R-32ガスの適量充填といった修理処置をすべて実施しました。

修理完了後はしっかり冷風が出て、ご夫婦にも安心していただけました😊

✅ 適切な工事なら、ガス漏れは滅多にありません!
適切な工事なら、ガス漏れは滅多にありません!当店で取り扱うエアコンは、冷媒回路に通常5年間のメーカー保証がついています。
しっかりとした工事がされていれば、数年でガスが漏れるようなことはほとんどありません。
一方で、施工不良が原因のトラブルは、メーカー保証の対象外となってしまうケースが多く、注意が必要です。
この場合、責任は施工業者に問われることになりますが、通販などで委託された業者がすでに倒産していたり、連絡が取れなくなっていたりすることも…。
そうなると、せっかく保証期間内でも、実質的に誰にも対応してもらえないという事態に陥る可能性もあります。
当店では他社施工のエアコン修理に関しては、トラブルの責任が明確でないため、割増対応となります。あらかじめご了承ください。
このような点からも販売から施工までしっかりと責任を持って請負える人が大事ですね
🔍 長い目で見れば「誰が工事したか」が安心につながります
エアコンの販売や工事は、顔が見える地元の人間が、その家の間取りや家族構成、電気設備の状況まで理解した上で行うことが、
結果的にトラブルを防ぎ、長い目で見ての安心と安全につながります。
そして何より大切なのは、万が一のトラブルが起きた時にも、設置を担当した業者が責任を持って対応できる体制が整っていることです。
エアコンの修理というのは、基本的には**「その設置を行った者が行う」ことが理想的**です。
配管の取り回しや配線経路、建物構造の癖など、設置時の詳細を把握している人でなければ、原因の特定や適切な対応が難しいことも多いからです。
当店では、国家資格を持つ電気工事士が責任を持って施工し、地域点の強みでもある、販売から修理対応まで一貫して対応をするようにしておりますので、どうぞご安心してご依頼くださいね💪
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