閑居博士のひとりごと。 第39回 『今年もハクセンシオマネキ観察会を行いました。』

閑居博士のひとりごと。

今年もハクセンシオマネキ観察会を行いました。

 7月29日の昼下がり、今年もハクセンシオマネキ観察会を行いました。今回で5回目となります。市民会館での講義の後、ハクセンシオマネキの棲む干潟へ出かけました。天気は晴れ、極めて暑かったですが、潮は観察に適した引き潮で、皆で元気いっぱいハクセンシオマネキを求めて走り回りました。ハクセンシオマネキはとてもすばしこく、大人ではとても捕まえることができません。泥んこになったお子さんもいましたが、子どもたちは皆たくさんのカニを捕まえました。


 ハクセンシオマネキは左右どちらかのハサミが巨大であることを特徴としていますが、今年のテーマはその巨大ハサミと反対側の小ハサミの長さを測ることです。また、同時に甲羅の幅(甲幅)も測り、カニが成長して甲幅が大きくなるにつれて巨大ハサミと小ハサミがどのように大きくなっていくかを調べました。結果をグラフにしてみると面白いことがわかりました。小ハサミの長さは甲幅に比例して大きくなっていきますが、巨大ハサミの長さは年を取って甲幅が大きくなるにつれて頭打ちになる傾向が認められました。

 ハサミが大きくなるにしても限度があるということでしょうか。ハクセンシオマネキの甲幅は最大20mmほどと考えられていますので、グラフから数値を読み解くと、巨大ハサミの長さは最大30mm程度ということになると思われます。しかし、この結果はあくまで11個体についてのみ調べたもので、はっきりしたことをいうためにはもっと多くの個体について調べてみなければなりません。先に述べたようにこのカニをうまく捕まえるためには子供の敏捷性が必要です。お子さんの中で手伝ってもいいよと言ってくれる人がいれば大歓迎です。お声かけください。


 そんなこんなで今年も暑い一日がくれました。皆さんありがとうございました。
子どもたちもありがとう。また会いましょう。

甲幅とハサミの長さの関係(成長に伴うハサミの長さの変化)

閑居博士のひとりごと。 第39回

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