閑居博士のひとりごと。 第25回

閑居博士のひとりごと。

今回は3つの話のオムニバスです。

晴れた初夏の昼下がり、私たち瀬戸田理科クラブ5人組は干潟歩きに出かけました。ケガキ、カメノテ、マツバガイ、ウノアシガイ、ヒザラガイ、マガキ、シロスジフジツボなどいろいろな生き物がいましたが、第一目標はカメノテです。

カメノテは文字通り亀の指先のようなかたちをした甲殻類でフジツボの仲間です。我々の間で、カメノテからはいいだしが出るといううわさがもっぱらで、S.K.女史は一握りのカメノテを採って帰り、みそ汁に使いました。結果はアサリほどではないけれども、そこそこのだしが出たとのことでした。一方、もう一人の女性K.A.女史はヒザラガイを岩からはがして持って帰り食べました。私はヒザラガイを食べた人を知りませんし、ネット情報では食べてひどいアレルギーになった話が載っています。危険とは思ったのですが、食べた結果、食感がアワビに似ていて、なんとか食べられたとのことでした。私を含めた残りの男3人はたじたじ、わがクラブの女性二人は偉大でした。

噂によると、上記の浜には昔(おそらく60年ほど前か?)カブトガニが棲んでいたそうです。カブトガニと言えば生口島近辺では岡山の笠岡、愛媛の西条が有名で、笠岡のものは国の天然記念物になっている生きた化石です。海が汚れたためにいなくなってしまったということらしいのですが、海がきれいになった今、復活してくれないものでしょうか?何か情報があったら教えてください。

最後はフジツボの話です。フジツボは岩に張り付いて動かない生き物として誰もが知っていますが。なんとその幼生(赤ちゃん)は海の中を浮遊しているプランクトンの1つなのです。ミジンコのような生き物です。ご存知でしたか。今回は最後にその幼生の写真をご覧に入れたいと思います。これはサンセットビーチで採取した海水中にいました。海の中には様々な小さな生き物がいます。面白いですよ。

フジツボ類幼生

ハクセンシオマネキ観察会

7月のハクセンシオマネキ観察会ですが、
27日(水)本番、雨天の場合は、予備日(28日(木))で、開催を予定しております。
 両日とも平日なので恐縮ですが、もしよかったらご参加よろしくお願いします。




閑居博士のひとりごと。 第25回


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