閑居博士のひとりごと。 第40回 『尾道近辺には広大な干潟が広がるところがあります』

閑居博士のひとりごと。

尾道近辺には広大な干潟が広がるところがあります。

皆さんは干潟という地形をご存知だと思います。河口などに広がる満潮の時には海中に沈むが、干潮になると姿を現す陸地です。干潟の多くは泥からできていて、ゴカイや貝類、カニなどの生き物の宝庫です。また、その干潟にはそれらの生き物たちを餌とする野鳥がたくさんやってきます。尾道そのものには大きな干潟はありませんが、尾道近辺には広大な干潟が広がるところがあります。その一つが松永湾です。それは福山市の尾道市との境界にある干潟で、本郷川、藤井川などの河口に広がっています。

干潟に棲むカニといえば、我々にはお馴染みのハクセンシオマネキもその住人です。野鳥ではダイサギ、コサギ、アオサギ、カワウといった大型の鳥達、そして冬場、多くのカモ達の棲みかとなりますが、春と秋は日本を経由して渡りをするシギ、チドリたちの憩いの場所となります。この文章を書いている8月の終わりから9月の初めころは丁度秋の渡りのシーズンにあたります。

キアシシギ、アオアシシギ、チュウシャクシギ、ソリハシシギ、ハマシギなどの秋の渡り鳥や、コチドリ、シロチドリなど多くのシギ、チドリをみることができます。それらの鳥は干潮になって波打ち際が遠ざかるにつれて海辺の観察ポイントから遠ざかっていき、満潮になるにつれて近づいてくるので面白いです。

ソリハシシギ

最近ではクチバシを上にそらしたソリハシシギを目にすることが多いように思いますが、それは愛媛県東予での観察でも当てはまるような気がしていますので、瀬戸内海一帯に言えることなのかもしれません。この辺は私の想像です。

シギ、チドリのシーズンが終わるとカモを代表とする冬鳥の季節となります。先日松永湾の野鳥観察の主ともいえる人にお話を伺う機会がありました。最近は夏場シベリアなど北方で過ごすはずが、松永湾に居残るカモがいるとのことでした。理由はわからないが、マガモ、ヒドリガモ、ホシハジロ、オナガガモもいるといっておられました。もしかしたら、北方で気候変動のような何か異変が起こっているのかもしれませんね。

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お知らせです。今、瀬戸田理科クラブでは「国宝のある島 生口島・高根島 ━向上寺季節の花地図━」というパンフレットを作っています。これは向上寺三重塔の紹介と向上寺山に咲く花々を季節ごとにまとめたもので、島の人たちや観光客の人たちにこれを持って、向上寺三重塔を訪れて欲しいな、と思ってつくったものです。来年2月ぐらいに完成予定です。是非楽しみにしていてください。

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閑居博士のひとりごと。 第40回

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